香港の国際空港をデモ隊が占拠【抗議活動なぜ長期化】

はい、こんにちは、いちろうおじさんです。

 

今まさに連日ニュースを賑わせてるのが香港のデモ隊でしょう。

100万人以上が参加したデモから2か月以上たった今でも抗議活動は続き、とうとう空港に押し寄せ12日の夕刻から13日の約600便が欠航になりました。

14日から再開しているとの事でしたが、さらなるデモの呼びかけがあるようです。

 

多くの利用客に迷惑をかけこの2日間で81億円もの損失を出した今回のデモ、香港政府は厳しく批判し一歩も引かない強気の姿勢です。

さらには香港に隣接する広東省に、中国の人民武装警察部隊(治安維持の軍隊)が集結しています。

 

「逃亡犯条例」の改正がきかっけで始まった抗議活動、香港政府は断念しましたがお互いここまでヒートアップするのはなぜなのでしょうか。

 

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デモは2か月以上に及ぶ【逃亡犯条例とは】

(今回のデモのあらまし)

6月9日

103万人デモ

  7月9日 「条例改正案は死んだ」

15日

「逃亡犯条例」を期限を定めず延期   21日 白シャツ集団がデモ参加者を襲撃
16日

200万人デモ

  8月5日 ゼネストに35万人が参加

18日

「条例の改正手続きを再開せず」   11日 香港各地で衝突、警察は催涙弾を使用
7月7日

九龍側で23万人デモ

  12日 夕刻から空港の全便欠航

騒動のきっかけである「逃亡犯条例」改正とは、中国で犯罪を犯して香港に逃げても容疑者を中国に引き渡せるというものです。

それって普通じゃない?と思いますよね。今は中国で悪い事しても香港に逃げれば引き渡しを拒めるそうです。

 

それでもここまでの抗議になるのは、中国の法で裁かれる事を恐れているのでしょう。

中国が香港を飲み込もうとしてるのは明白です。(一つの中国)

自由主義の国からしたらおよそ理不尽な法で、中国にとって都合の悪い人間はでっち上げのいいがかりで中国に引き渡される事になっても不思議はありません。

香港は中国の実質的な取り締まり下になるわけです。

 

そしてなにより、香港はいつまでも香港でありたいという思いでしょうか。

 

香港の自治が終わる【28年後の2047年に一国二制度が終了】

そもそも香港は中国です。

1997年にイギリスから中国に「返還」されました。

その際に返還から50年は「一国二制度」で香港の高度な自治で合意しました。(香港特別行政区として法律・国境・表現の自由など)

150年以上イギリスだったのに、いきなり中国になりますとはいかず猶予期間の50年だったのでしょう。

 

その50年の終わりが、リアルに想像できる所まで近づいています。

デモの参加者は若者が多いそうですが、そりゃそうでしょう。

今から28年後ですから、自分が生きてる間に中国になってしまうんです。

自分の身になって考えたら「めちゃめちゃ不安です」。

 

香港は香港人です【中国人ではない】

香港の人は自分の事を「香港人」だと思ってます。

「中国人」だと考えてる人はほとんどいません。若い人ほどそうです。

独立の声も上がるなど、自治をこの先も続けたいとの思いがあるはずです。

 

今回の「逃亡犯条例」改正は決して譲れないものでした。

 

中国側も譲れない【一つの中国】

中国は「マカオ」・「香港」・「台湾」を中国の一部とする「一つの中国」を国際社会に強く主張しています。

「一つの中国」問題では決して譲らない構えで、軍隊の動員をちらつかせています。

香港はデモが多く強硬姿勢で抑えられると思われましたが、今回ばかりは強めるほどにデモが激しくなりました。

 

さらには、今回の抗議活動が周辺に影響する事を警戒しています。

 

来年には台湾の総統選がある【2020年1月】

現在の台湾(中華民国)は「一つの中国」を認めない中国と対立する政権です。

この台湾の総統選の総統選が来年1月に行われ、中国と対立する「民進党」と中国寄りの「国民党」から出馬します。

もちろん中国は「国民党」に勝ってほしいわけです。

 

今回の香港のデモに対しては、この選挙を意識して強引な事はできないようです。

 

まとめ

・香港のデモは中国の統治が及ぶ事に対する抗議

・28年後には香港の自治が失われる(一国二制度の終了)

・2020年1月に台湾総統選があり、中国側はそれを意識した対応

最後までお付き合いありがとうございました🙂

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